吉田知那美のコラム 番外編

Yoshida Chinami Column

番外編〜メリークリスマス〜

みなさん、こんにちは。師走も佳境を迎え寒さも本格化してきた頃ですが、体調など崩していませんか?「冷えは万病のもと」と古くから言われていますが30年間人間をやっているとこの言葉を裏付けるような「寒さが招いた病」を幾度か経験しました。体調管理が一つの大きな仕事である私は今もっとも力を入れているのが「冷やさない」心がけです。「温める」前に「冷やさない」ようにすることが大切だそうです。いつもロコの応援に来てくれる女の子たちが「体を冷やさないグッズ」をたくさんプレゼントしてくれます。カーリングだけではなく私生活でも重宝していますが、私からも「みんなも体を冷やさないようにね」と切に伝えたいです。1月末には日本カーリング選手権が札幌で開催されます。観戦を予定しているみなさん、ぜひ温かい格好でお越しくださいね。

私のインスタグラムをご覧になってくださっているみなさんはご存知だと思いますが、私は様々な困難を乗り越え、2つのスーツケースを失いながらも身一つで夫のもとへ飛び、現在ヨーロッパに滞在しています。(その様子はインスタグラムのハイライトからご覧になれます)そして今このコラムはイタリア、マドンナ ディ カンピグリオのスキーリゾートにあるお宿で朝ごはんを食べながら書いています。
このコラムの第一話でもお話ししましたが、私の夫の仕事はアルペンスキーコーチで、1年の半分以上をヨーロッパで生活しています。そして私はカーリング選手。1年の半分をカナダで生活しているため、お互いに住所は日本にありますが「帰る家」はその時々で変化する「多拠点結婚生活」を送っています。という訳で、今回のホリデーは日本に帰国しない夫に合わせて私がヨーロッパの夫の拠点に帰ることにしたという訳なのです。

私の2023年最後の大会はグランドスラムでした。そして夫の2023年最終戦はここイタリア、マドンナで開催されるW杯。そう、私はいつか引退したら観戦したいと夢見ていたアルペンスキーのW杯に来ています。夫と一緒に過ごすようになりスキー場や山へ行くことは増えましたが、それもすべてグリーンシーズンと呼ばれる夏の期間のはなしで、雪山へは私のキャリアが終わるまで行かないだろうと思っていました。しかし今回タイミングが合い、夫の仕事場にファミリーゲストとしてお邪魔させていただいています。アルペンチームのみなさん、本当にありがとうございます。このW杯には2022年北京五輪代表の小山陽平選手、北海道出身の相原史郎選手が出場します。2023年最後の願いごとは、2選手が怪我なく納得のいく滑りができ、そして気持ちよくホリデーを迎えられますように。
・・・そしてロストバゲージ中の私の2つのスーツケースが無事に帰ってきますように!!!
スーツケースの中には私から夫へのクリスマスプレゼントのほか、ロコ・ソラーレのメンバーから預かったアルペンチームへの食糧物資が入っているのです。
選手たちの健闘とロストバゲージの帰還を願い、サルーテ!!
そして、今年もたくさんの応援をありがとうございます。年明け、フルパワーでみなさんにお会いできるようしっかりゆっくりと短い休養を充実させたいと思います。みなさん、素敵なクリスマスを!

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